障害者雇用で働いているけど、仕事にやりがいを感じられなくてつまらない
やりがいのない今の仕事を一生続けるのは、不安・・・。そんな時どうしたら良い?
障害者雇用で働く人の多くは、事務職や軽作業、清掃など、単純で簡単な仕事をしています。
こういった業務は、難しくなく誰にでもできる仕事ですが、慣れてしまうと「仕事にやりがいを感じられない」「仕事がつまらない」となってしまう方が多いです。
単純で簡単な仕事なのはある意味仕方ないことなのかもしれませんが、実際、やりがいもなく働き続けるのはしんどいですよね。
この記事では、仕事にやりがいを感じられない原因や対処方法を解説していきます。
本記事は、実兄に知的障害を持つアラサー会社員aamiが執筆しました。
大手メーカーにて障害者雇用の採用・教育に5年従事し、延べ100名以上の障害者の採用に携わった経験があります。
この経験から、障害者の採用や転職など、障害者雇用にまつわることを企業目線・プロ目線から役立つ情報を提供できればと思っています。
先に結論を言うと、障害者雇用の方の仕事は、簡単で単純な業務が多いです。
そのため、仕事に飽きてしまったり、目標がない、人の役に立っていると感じられないといったことが原因であることが多いです。
「仕事にやりがいを感じない」と思ったら、仕事で目標を見つけたり、プライベートで生き甲斐を見つけるように努めてみてください。
そうすると、私生活とのメリハリが付き、仕事も充実するようになります。
逆に、体調が悪化してきた、働く意欲が湧かない、疲れているのに寝れない、将来が不安しかない場合は、二次障害のリスクが高い状態なので、すぐに転職活動をし、今の職場から離れることを考えてくださいね。
【障害者雇用】仕事にやりがいを感じられない原因
初めは、頑張って働いていたけど、なんだか最近仕事にやりがいを感じられなくなってしまった・・・なんて方は多いです。
特に、障害者雇用の場合、仕事自体が簡単で単純な作業であることが多かったり、
キャリアアップを見込めないことも多いので、仕事のやりがいに悩む方は多いです。
ここでは、なぜ仕事にやりがいを感じられないのか、その原因を解説していきます。
原因1:仕事に飽きてしまった
単純で簡単な作業が多い障害者雇用の場合、仕事に飽きてしまうことが原因の場合が多いです。
特にルーチン作業の場合は、黙々と同じ作業を繰り返すことになるため、どうしても飽きてしまいます。
作業に慣れてくると、作業効率は上がりますが、結構仕事をしたつもりで時間を確認しても10分しか経っていなかった…という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
こんな作業を定年まで続けるのかと思うと、つまらないと感じやりがいを見出せなくなってしまいます。
仕事に飽きてしまうと、つまらない、ムダな時間と感じるようになってしまうんですよね。
原因2:目標がない
仕事を始めたばかりのときは、「仕事を早く覚えたい」「○○業務をできるようになって早く一人前になりたい」など自然と目標ができ、それがやりがいに繋がっていることも多いです。
しかし、仕事に慣れ、ある程度の仕事が全部できるようになってしまうと、次の目標を失い、やりがいを感じられなくなります。
向上心があり、「もっと裁量権のある仕事を任されたい」「管理職になりたい」と中長期的な目標があれば、その目標に向かって日々仕事を頑張れますが、
「上司も仕事が辛そうだし、責任が大きい仕事はしたくない」「どうせ自分なんか出世できない」「頑張ったって報われない」と思っている人は、日々の仕事をこなすだけとなり、やりがいを感じられなくなります。
将来なりたい人物像がないと、仕事に対するモチベーションや目標を立てることは難しいです…。
原因3:ミスばかりしてしまう
ミスは誰にでもありますし、仕方ないことでもありますが、それが障害特性が原因で頻繁にミスしてしまう場合も仕事へのやりがいを感じられなくなります。
なぜなら、「なんて自分は不甲斐ないんだ」「また上司に怒られてしまった…」「この業務は自分に合わなくて辛い」など、気分が落ち込んでしまい、モチベーションを保てなくなりやすくなるからです。
誰でも、ミスをしたくてしているわけではありませんが、ミスが続くとどうしても誰かのせいや障害のせいにしたくなったり、
これ以上ミスはできない…!と思い込みすぎて必要以上にプレッシャーを感じ、注意力が散漫になったり、業務効率が著しく悪化してしまうなど業務に支障が出るようになってしまうことも…。。。
ミスするのは仕方ないことですが、ミスが多いと自分のミスを尻拭いしてくれる上司や周りの人に申し訳なくなり、居づらさも感じるようになってしまいますよね。
原因4:職場環境が悪い
職場環境が悪いと、仕事をしづらく感じるようになり、モチベーションややりがいを持てなくなってしまうこともあります。
具体的には、作業環境が極悪で、夏は暑く冬は寒くて仕事に集中できなかったり、人間関係が悪く相談できる人が居なかったり、仕事以外で気を使うことが多く気疲れをしてしまうなどです。
自分の仕事に集中できない環境で働くと、「なんでこんなところでこんな仕事をしなきゃいけないの
?」「なんで仕事と関係ないこんなことに気を使わなきゃいけないの?」という疑問や不平・不満が生まれます。
不平・不満を持った状態で、モチベーション高くやりがいを持って仕事をするのは難しいです。
原因5:人の役に立っていると感じられない
仕事は必ず誰かの役に立っているものです。
しかし、障害者雇用の場合、直接人の役に立っていると感じられる仕事や業務はあまりありません。
逆に言うと、「この仕事やる意味ある?」といった仕事を行うことだってあります。
必ずそういった仕事も誰かの役に立っているのですが、誰の役に立っているのかわかりにくい仕事や、役に立つ人が遠い場合、自分の仕事が誰かの役に立っていると感じられずやりがいを無くしてしまいます。
なぜなら、その仕事を行うことが自分の会社での存在意義なのに、その仕事はやらなくても良い仕事だとしたら自分の会社での存在意義を見いだせなくなってしまうからです。
「これ誰のためにやってる仕事なの?」と思う仕事って結構ありますよね…。
こんな時は注意!「仕事にやりがいがない」と感じる2つのサイン【障害者雇用】
現在の仕事に対して、「やりがいがない」と感じる2つのサインを紹介していきます。
サイン1:仕事に集中できない
やらなければならない仕事があるのに、
「なんとなくやる気がでない」
「なんとなくやりたくない」
「この仕事をやらなきゃいけない意味がわからない」
「やらなくても良いのでは…?」
と感じてしまう場合は、仕事にやりがいを感じられていないサインです。
また、仕事に集中しなければいけないのに、別のことを考えてしまったり、やらなければいけないことを後回しにするなど、
普段よりもその業務に取り掛かるのが遅くなったり、作業時間が長くなっている場合も同様です。
サイン2:会社に行きたくない
「会社に行きたくない」「会社に行くのが憂鬱」と感じる時も、仕事にやりがいを感じられないサインです。
仕事へのモチベーションがないことから、このように気分が落ち込み、出社したくないと感じるのです。
【障害者雇用で】仕事にやりがいを感じられない時の対処方法
仕事にやりがいを感じられないときは、下記の対処方法を試してみてください。
もしかしたら、仕事にやりがいを見いだすことができ、仕事が楽しくなるかもしれませんよ。
対処法1:主体性を持つ
仕事にやりがいを感じられない人の多くは、仕事への関心が低く、やらされ感を強く持っています。
「興味のない仕事や意味のない仕事をさせられている」という感覚になってしまうと、どんどん仕事のやりがいはなくなっていってしまいます。
この解決方法は、自分の仕事に責任を持ち、どうしたら会社のためやクライアント、上司に喜ばれるのか、どうしたらもっと早く仕事を終えることができるのか、という小さなミッションや課題を自分に課すことです。
このようにすることで、主体的に仕事を行えるようになり、自分の業務の範疇でやりやすい方法や喜ばれる方法を見つけていくことができ、それがやりがいに繋がっていきます。
これらを繰り返すことにより、上司や会社から評価されるようになり、今後のやりがいを持って業務に取り組めるのです。
対処法2:上司などに相談する
上司や相談役、教育担当やジョブコーチなど相談しやすい人に、仕事に対する悩みを相談してみましょう。
やりがいに関する相談をすれば、モチベーションを維持するために行っている方法を教えてもらえたり、業務の見直しをしてもらえる場合もあります。
また、人によっては話すだけでも気が楽になることもあります。
仕事に関する不安や悩みは、一人で抱え込まないことが大切です。
対処法3:プライベートで生き甲斐を見つける
趣味やプライベートで生き甲斐を見つけられると、仕事とプライベートのオンオフをはっきり切り替えることができ、
プライベートを充実させるために、仕事を頑張ろうという気持ちに自然となることがあります。
人生の中で大半を占めている仕事の時間をより良い時間にする努力も大事ですが、仕事を頑張れる環境を作ることも大事です。
人生は仕事が全てではなくプライベートの充実も大事で、日常にメリハリも付きますし、
プライベートを充実させるために、より仕事を早く終わらせるために改善をしたり、自分にミッションを課すこともできるので、プライベートの充実は、仕事へのやりがいだけでなく、精神衛生上もメリットが大きいです。
転職を考えた方が良いサイン【障害者雇用の場合】
上記で紹介した対処方法を試しても、仕事にやりがいを感じられず、
このまま仕事を続けていくのも辛いと感じる人も多いです。
しかし、いざ仕事を辞める、転職したほうが良いのか悩むこともあると思います。
ここでは、転職を考えた方が良いサインを紹介していきます。
サイン1:障害の症状や体調が悪化してきた
働き続けて、障害の症状や体調が悪化してきたら、すぐに転職を検討しましょう。
具体的にいうと、「障害や病気の再発」「症状の悪化」などです。
仕事にやりがいを感じられないけど、頑張って働いてきた結果、心身ともに疲弊してしまうことも・・・。
二次障害のリスクにも晒されている状態のため、早めに治療するなり、環境改善に勤めましょう。
サイン2:働く意欲がなくなってきた
働く意欲がなくなってきたのも、転職を検討するサインです。
このままずっと無理して働いたとしても、仕事が苦痛になり、いつの間にかうつ病などの2次障害になってしまうことも・・・。
仕事にやりがいを感じられないため、自分なりに対処方法を試してきたけど、状況が変わらないのであれば、
ガラっと環境を変えたりすることも大事です。
実際、転職活動をしてみて、今の職場や仕事の良さを知れることもあるので、
一度、転職活動をしてみて視野を広げることも大事です。
サイン3:疲れているのに寝付けなくなってきた
身体は疲れているのに寝付けない場合、過度のストレスが溜まっている可能性があります。
寝られないと、仕事にも集中できませんし、心身が疲弊していきます。
サイン4:将来に希望が持てない
将来に希望が持てず、このままこんなやりがいのない仕事を一生続けなければいけないと思う場合も、転職を検討した方が良いサインです。
将来に不安を抱えながら、働き続けるのは、しんどいです。
正直、仕事にやりがいを感じられないのは、仕事に対する飽きや評価されないことが原因のことが多いです。
正当な評価をされる企業やさまざまな仕事を任せてもらえる企業に転職できれば、仕事への活力も湧き出てきます。
まずは、障害者特化の転職エージェントを活用し視野を広げてみよう
「症状が悪化してきた」「働く意欲が湧かない」「疲れているのに寝れない」「将来に希望が持てない」など、
気分が落ち込んだり、実生活にも影響が出てくるようであれば、すぐにでも転職活動を始めた方が良いです。
また、「仕事にやりがいを感じられない」場合でも、視野を広げるためのも転職活動をしてみるのがオススメです。
転職活動をすることで、自分に合う求人や条件に合う求人がないか探すことができますし、
今よりもお給料や高待遇な求人に出会える可能性もあります。
反対に、今の職場の良さに気づけるかもしれません。
転職活動をするなら、転職エージェントの活用がオススメです。
障害者雇用に特化した転職エージェントであれば、障害者雇用の求人をたくさん扱っていますし、さまざまな相談にも乗ってくれますよ。
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【まとめ】障害者雇用で仕事にやりがいがない原因と対処方法
仕事にやりがいを感じられない原因は下記の通りです。
仕事にやりがいを感じられなくなってしまったら、下記のことを試してみてください。
ただし、下記のような状態になってしまったら、迷うことなく転職を考えてくださいね。
転職活動をするなら、転職エージェントのサポートを受けながら効率的に転職活動を進めましょう。