障害者雇用は、離職率が高いっていうけど、どんな理由で退職する人が多いの?
仕事を辞めたい・・・と思ったら、どうしたらいいの?
障害者雇用は離職率が高いと言いますが、実際どんな理由で退職しているのか気になりますよね。
また、もし、自分が仕事を辞めたいと思った時にどうしたらいいのか知るのも、今後働く上で知っておきたいですよね。
この記事では、障害者雇用の人の退職の理由や、退職したいと思った時にやるべきことを解説していきます。
本記事は、実兄に知的障害を持つアラサー会社員aamiが執筆しました。
大手メーカーにて障害者雇用の採用・教育に5年従事し、延べ100名以上の障害者の採用に携わった経験があります。
この経験から、障害者の採用や転職など、障害者雇用にまつわることを企業目線・プロ目線から役立つ情報を提供できればと思っています。
結論をいうと、約7割の人が自己都合で退職しています。
その理由の多くは、「労働条件が合わなかった」「任された業務ができないなど業務遂行上に問題がある」「障害・病気によるもの」でした。
障害者雇用の場合、できる仕事・できない仕事があったり、労働条件もわかっていたものの実際にやってみるときつい、厳しいなどの理由から、退職される方がほとんどです。
もし、退職したいと思ったら、今後の生活を考えつつ、働きながら転職活動をするのか、一旦退職してから今後のことを考えるのか検討しましょう。
- 障害者雇用は、3割以上の人が1年以内に退職する!
- 【障害者雇用】退職・転職を決めた理由とは・・・?
- 退職・転職理由を上手に伝える方法!重要なのは、ポジティブ変換!
- ネガティブな退職・転職理由をポジティブに変える方法
- 障害者雇用の退職・転職理由【例1】:障害を配慮してくれない!
- 障害者雇用の退職・転職理由【例2】:業務量が多すぎる・少なすぎる
- 障害者雇用の退職・転職理由【例3】:残業が多い
- 障害者雇用の退職・転職理由【例4】:正当な評価をもらえない
- 障害者雇用の退職・転職理由【例5】:契約・嘱託社員から正社員になりたい
- 障害者雇用の退職・転職理由【例6】:上司との折り合いが悪い・パワハラされている
- 障害者雇用の退職・転職理由で、絶対やってはいけないことは「他責」
- 退職・転職を「逃げ」と思わせないことが大事
- 【障害者雇用】「退職したい」と思ったら・・・仕事を辞めるまでの4ステップ
- 【番外編】失業保険の申請も忘れずに!
- 【まとめ】障害者雇用の退職・転職理由とやるべき準備
障害者雇用は、3割以上の人が1年以内に退職する!
障害者雇用で入社1年後の職場定着率は、7割で、3割以上の人が1年以内に退職します。
一般的な職場定着率は、だいたい10%前後なので、職場定着率7割の障害者雇用は、定着率が低いことがわかりますね。
私の会社でも、「会社を辞めたい」という相談は後を絶たず、いつも誰かしら「仕事を辞めたい」と悩んでいます。
面談の中で、もう少し頑張る…と言ってくれる方も居ますが、相談を受けた人の半数以上は、1年以内に退職してしまいます…。
では、なぜ障害者雇用は職場定着率が低いのか、その理由についてこの後解説していきます。
【障害者雇用】退職・転職を決めた理由とは・・・?
障害者職業総合センターの調べでは、退職理由は以下の通りでした。
上記の表を見ると、会社の事情によって退職したのではなく、ほとんどが自身で退職を申し出ているということがわかります。
退職した人の具体的な理由として、以下のような理由が挙げられています。
離職時期 | 労働条件が 合わない | 業務遂行上の 課題あり | 障がい・ 病気のため | 人間関係の 悪化 | キャリアアップ のため |
3カ月未満 | 19.1% | 18.1% | 14.3% | 9.5% | 1.4% |
1年未満 | 10.1% | 10.1% | 17.4% | 10.8% | 4.2% |
退職・転職理由1:「労働条件が合わない」
「労働条件の合わない」というのは、具体的に言うと、
「賃金が低い」「労働時間が長い」などです。
賃金については、求人票に記載されていますが、入社してみたら、始めは試用期間で記載されていた給料よりも低かった、記載されていた給料は参考程度だった・・・ということが理由です。
また、基本的に残業なしで定時で仕事が終わると思っていたら、残業が当たり前だったなんてことも・・・。
求人票だけではわからないこともたくさんありますからね・・・。
わかっていつつもやっぱりきつかったなんてこともあるあるです。
思った以上に賃金が低く生活ができない…と悩んでいる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
今の職場にはある程度満足しているものの、問題はお給料だけ…という方は、副業を検討してみるのもアリですよ。
退職・転職理由2:「業務遂行上の課題あり」
退職理由2つ目は、「業務遂行上の課題あり」です。
具体的にいうと、「体力的にしんどい」「作業環境が合わない」「業務上の意思疎通が難しい」など、
業務を行うことが難しいというのが理由です。
これまで立ち仕事をしていなかったのに、いきなり立ち仕事で体力的にキツくなってしまったり、
作業環境が極悪で、耐えがたいものだったり、
仕事をしてみてやっぱりその難しかったという理由もありました。
障害の特性によって得意・不得意がありますが、任された業務が合わなかったり、出来なかったりすると、仕事を続けるのは難しいですよね。
業務遂行ができない…そんな場合は、職種や職場のミスマッチが原因であることがほとんどです。
こういったミスマッチは頻繁に起こります。しかし、なかなか対策出来ないのも事実です。
こういったミスマッチを避けるためにも、ハローワークで求人を探すよりもエージェントを活用したほうが良いです。その理由は、こちらの記事でまとめています。
退職・転職理由3:「障がい・病気のため」
退職理由3つ目は、「障がい・病気のため」です。
具体的にいうと、「障がいや病気の再発」「症状の悪化」などです。
頑張って働いていたけど、持病が悪化してしまったり、症状が出るようになってしまい、仕事の継続が難しくなってしまったというパターンです。
会社側にもなるべく配慮してもらっていたけど、仕事を続けられないくらい悪化してしまい、退職せざるを得なくなってしまうことも、あるあるです。
症状が悪化しないように気を付けていたけど、やっぱり仕事の継続が難しく泣く泣く退職を選択する人は多いです。
退職・転職理由4:「人間関係の悪化」
4つめは、「人間関係の悪化」です。
これは、どの職場でも誰でも1度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
一緒に働く人が合わなかったり、上手くコミュニケーションが取れず悩んでしまう、
障害を持っていることでいじめられたり、パワハラを受けるようになったり・・・
一般的にも人間関係で仕事を辞める人は後を絶ちません。
職場の人間関係は、本当に重要ですよね。
障害者雇用で働く人で悩んでいる人が多いのが、会社に居るだけの社内ニートになってしまっている、仕事がない、などの悩みです。
こういった悩みを抱え、最終的には退職を考える人は多いです。
社内ニートになってしまっているかも…、会社に居づらい…と感じている方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
>>【障害者雇用】社内ニートになってしまったかも…その原因と対策とは?
退職・転職理由5:「キャリアアップのため」
最後は、「キャリアアップのため」という前向きな理由です。
働いてみて、自分の実力やできる仕事など、視野が広がったり、
やりたい仕事が見つかるなど、今後の自分のキャリアを考え、違う仕事に転職したり、新しいことにチャレンジするために、今の仕事を退職するという理由です。
転職を繰り返して、キャリアアップをしていくのは、障害者雇用でも同じです。
キャリアアップし、高収入を目指しているのであれば、こちらの記事を参考にしてみてください。
>>障害者雇用でも年収500万円は可能?実際に稼いでいる人の特徴やスキルを紹介
キャリアアップを検討しており、今後スキルを身に付けていきたいと考えている方は、こちらの記事を参考にしてみるのもアリです。
>>障害者雇用でもスキルアップしたい!障害者にオススメのスキル4選
退職・転職理由を上手に伝える方法!重要なのは、ポジティブ変換!
人によって、退職・転職理由は様々ですが、ネガティブな理由で退職・転職する、した方も多いです。
しかし、ここで困るのが、退職・転職理由を就職・転職活動時にどう伝えればいいの?といった疑問です。
退職・転職理由がネガティブだと、印象もあまり良くないため、できれば前向きな理由にしたいですよね。
しかし、ポジティブな理由を無理に作るのも難しい…、ウソは付きたくない…という方は、
ネガティブな表現をポジティブな表現に変換しましょう。
ここでは、ネガティブな退職・転職理由をポジティブな表現に変える方法を紹介していきます。
ネガティブな退職・転職理由をポジティブに変える方法
ポジティブ変換のポイントは、「裏返すこと」そして「今後どう活躍していきたいかを伝えること」の2つです。
どんなネガティブな退職・転職理由も自分の気持ちを奥深くまで紐解いてみると、ポジティブな裏返しにたどり着きます。
そして、忘れてはいけないことは、転職したいという過去の話だけではなく、「今後どう活躍していきたいのか」をしっかり伝える事です。
「転職したい理由を紐解く」→「ポジティブ変換する」→「今後どうなりたいかを考える」
この流れで考えていければ、ポジティブ変換は難しいことではありませんよ。
次からは、具体例を紹介していきますね。
障害者雇用の退職・転職理由【例1】:障害を配慮してくれない!
「障害を配慮してくれない」、「周囲の障害理解が浅くて辛い…」そう悩み、だんだん仕事が嫌に、仕事が辛くなってしまい、退職・転職を決意する人は多いです。
障害者雇用あるあるの退職・転職理由ですが、これを下記のように伝えると、かなり印象が良くなります。
前職では十分に障害を配慮していただくことができておりませんでした。
私は、○○という障害があり、○○という配慮を頂ければ、業務を滞りなく遂行することができます。
ご配慮を頂きつつ、十分な力を発揮し貢献していきたいと思いました。
「配慮は必要ですが、こうしてもらえれば十分に働けます!
」ということをしっかり伝えれられているので、良い印象を与えることができます。
障害者雇用の退職・転職理由【例2】:業務量が多すぎる・少なすぎる
障害者雇用では障害があるという理由で、仕事の幅が限定されることもしばしばあります。
または、障害者雇用だけど仕事ができるため、業務量が多くなりすぎて辛くなり、退職・転職を考える方も多いです。
業務量が多すぎる場合、少なすぎる場合、それぞれ好印象の伝え方は下記の通りです。
業務量が少ない場合
入社依頼任せられた業務は誠心誠意、正確に遂行してきました。
しかし、経験を積むにつれ、より裁量の大きい仕事がしたいと思うようになりました。
3年間体調も安定して勤務できていた実績もあり、今後は健常者同様に活躍していきたいと思うようになりました。
「体調が安定して勤務できた」という事実と、「もっと仕事を頑張りたい!」という意欲を見せることで、好印象になります。
業務量が多すぎる場合
前職では健常者と同様に扱っていただき、気持ちとしては嬉しい限りだったのですが、障害上体調が追い付かない部分もありました。
今後は、自分の体調の許す範囲内で着実に業務を遂行し、縁の下の力持ちとして貢献していきたいと思っています。
最前線に立たない(立てない)場合には、「縁の下の力持ち」がキーワードです。
仕事への意欲はあることを上手く伝えられます。
障害者雇用の退職・転職理由【例3】:残業が多い
現職では多忙な中、楽しんで仕事に取り組んでいました。
しかし、30歳という節目を迎え、今後は体調を鑑みながら長く腰を据えて働きたいと思いました。
「残業は苦にしていませんでした」という一言でタフさを演出していますが、
頑張りすぎず、ゆったりと落ち着いて、長く働きたい旨もしっかりアピールすることで、無理はし過ぎない程度に働きたいという印象を植え付けられますよ。
障害者雇用の退職・転職理由【例4】:正当な評価をもらえない
健常者と同様に成果をあげ、貢献してきました。
しかし、障害者雇用ということで健常者と同じ評価のテーブルに乗ることができませんでした。
今後は、障害者雇用という枠を破り、頑張りを認めてくださる企業にて存分に活躍していきたいと思っております。
「イチ障害者」ではなく「イチ社員」として頑張るので認めてほしい!という強い思いを伝えて、好印象です。
障害者雇用の退職・転職理由【例5】:契約・嘱託社員から正社員になりたい
これは、完全にネガティブな理由ではありませんが、担当者によっては「正社員になれればどこでもいいのね」と思われてしまうことも…。
そうならないために、下記のように伝えられると好印象です。
3年間契約(嘱託)社員として勤務してきましたが、今後は正社員としてより幅広い仕事に携わり、自身のビジネスマンとしてのスキルを向上させ、会社に貢献していきたいと思っております。
スキルアップをし、自己成長していきたいという前向きな気持ちをストレートに伝えましょう。
障害者雇用の退職・転職理由【例6】:上司との折り合いが悪い・パワハラされている
特定の上司との折り合いが悪いことは、退職・転職においてとても多い理由です。
しかし、そのまま伝えては「もし環境が変わっても特定の人と折り合いが悪くなttら辞めちゃうんじゃない?」と思われてしまいます。
その時には、正直に折り合いが悪かったことに加え、いかに自分が関係改善に尽力してきたかを伝えることがポイントです。
正直に申し上げまして、特定の上司との関係に悩んでおりました。
周囲の方や先輩方のアドバイスを元に、こちらから積極的なコミュニケーションを試みたり、自身の至らない点を改善する努力をしてきました。
しかし、完全に打ち解けることはできず、業務に支障をきたすことが多くなったため、今後は十分なパフォーマンスを発揮できる環境に置いて存分に活躍していきたいと思い、転職を決めました。
自分にも非があったことを認める素直さと、改善していこうと努力した旨を伝え完全に「他責」にしているわけではないことをアピールしましょう。
障害者雇用の退職・転職理由で、絶対やってはいけないことは「他責」
「他責」とは、課題の原因は自分以外の人や環境に責任があるという考え方です。
人事担当者は退職・転職理由が「他責」ではないことにとても注目しています。
なぜかというと、「他責=人や環境のせい」にしてしまうと何かあったときに、
次の会社でもすぐに辞めてしまうんじゃないか、社会人として自分で環境を変えていこうという気持ちが感じられない!と考えられてしまいます。
だからこそ、「他責」の反対である「自責(=自分に改善すべき点があると考えること)」という思考があるかが大事なのです。
だからといって、全部が全部「自責」の転職理由なんて難しいです。
それに「自責、自責、全部自分のせい…」となんでも「自責」と考えてしまうことは、特に精神障害のある方にとっては、精神衛生上良くありません。
実際の理由は「他責」でもいいのです。
大事なのは、「いかに他責ではなく自責の退職・転職理由に見せるか」が大事です。
同じ退職・転職理由でも、伝え方次第で、印象はガラッと変わりますよ。
退職・転職を「逃げ」と思わせないことが大事
環境を変えて再スタートを切ることは恥じる事ではありません。
勇気を持って行動していること自体が素晴らしい努力です。
ただ、まだまだ今の日本では「転職=逃げ」という風潮がはびこっています。
その風潮の中でどのように立ち回っていくか、どう相手が受け取りやすいように伝えるか、
言い回し、言葉一つで人生は大きく変わります。
相手が受け取りやすい言葉を慎重に選んで、そして自信をもって気持ちを伝えましょう。
【障害者雇用】「退職したい」と思ったら・・・仕事を辞めるまでの4ステップ
「退職したい・・・」と思ってもすぐに会社を辞められるわけではありません。
ましてや、仕事を辞めるということは、収入もなくなるということです。
会社のことや、退職後の生活も考え、事前に準備しなくてはいけません。
ここでは、仕事を辞めるまでにすべき4ステップを紹介します。
ステップ1:退職理由を明確にする
まずは、なぜ仕事を辞めたいと思ったのか、その理由を明確にしましょう。
「仕事が体力的につらい」「症状が悪化して、仕事が思うようにできない」「パワハラがきつい」「給料が安い」などなんでもよいです。
なぜ退職したい理由を明確にしたほうが良いかというと、「同じ過ちを繰り返さないため」です。
例えば、「仕事が体力的につらい」のが理由で仕事を辞めたいのであれば、体力が必要な軽作業の職種を避けて、転職活動をすることが出来るからです。
退職したい理由を明確にすることで、次の仕事を選ぶ際に参考になりますし、リスクを避けることができます。
ステップ2:退職後の生活・キャリアについて考える
仕事を辞めたら、収入はなくなるので、どうやって生活をしていくのか考える必要があります。
貯金はどれくらいあって、どのくらいなら無職でも生活できるのか、失業保険はどれくらいもらえるのか調べるのも大事です。
退職後は、すぐに転職活動をして働くのか、それとも症状が悪化し働くことが難しいので治療に専念するのか、などを検討しましょう。
また、今後どんな仕事をするのか、自分に合う仕事ややりたい仕事のためにスキルを身に付ける期間にするのもアリです。
まずは、退職後でも生活はできるのか、退職後転職活動をするのか、治療に専念するのか、などを決めましょう。
ステップ3:退職後も安心!次の仕事を探し始める
すぐに転職を希望するのであれば、現職中に転職活動を始めましょう。
現職と並行して転職活動をするのは、体力的にも精神的にもしんどいですが、
離職期間が短くなるので、お給料面も安心ですし、転職先が決まらなければ最悪現職を続けることができるので、
仕事がない・・・ということがなく、リスクヘッジになります。
現職中に本格的に転職活動をしなくても良いですが、最低限転職エージェントに登録し、
担当のキャリアコンサルタントと面談し、どんな求人があるのか、自分にはどんな仕事を紹介してもらえるのか、などの話は聞いておきましょう。
そうすることで、自分が転職しやすい人材なのか、今よりも条件が良い会社に行けるのかなど、把握することができます。
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ステップ4:退職の意向を会社に伝える
退職の意向が固まったら、会社に退職する意志を伝えましょう。
退職する意志を伝えたからといって、すぐに退職できるわけではありません。
就業規則で退職する何日前までに連絡する必要があるかを確認し、
退職したい日の規定期間前に伝えましょう。
ほとんどの企業は、退職の1カ月前です。
ここで、すでに転職先が決まっているのであれば、転職先企業の入社日と今いる会社の規定と合わせながら、
退職日と転職先の入社日を決めましょう。
退職の意志を会社に伝えたら、後は事務手続きに入るので、上司や人事の指示に従い、退職の手続きをしましょう。
【番外編】失業保険の申請も忘れずに!
受給条件を満たしている場合、失業期間中に国から基本手当を受け取れます。
これは、会社に勤めている間、給与の一部から保険料を払う形で加入しているものです。
雇用保険(失業保険)の手当てを受けとるためには、ハローワークへの申請が必要です。
障害者の場合、雇用保険(失業保険)では「就職困難者」に該当することがあります。
就職困難者に該当する場合は、受給できる条件や日数などで、一般よりも有利になります。
申請するときは、「就職困難者」に該当しているかどうか確認しましょう。
【まとめ】障害者雇用の退職・転職理由とやるべき準備
障害者雇用は、1年以内に3割の人が退職します。
退職の理由は、「労働条件が合わない」「業務遂行上の課題あり」「障がい・病気のため」「人間関係の悪化」「キャリアアップのため」が多いです。
「退職したい」と思ったら、下記の4ステップで退職までの準備をしましょう。
1番大切なのは、現職に並行して、少しでも次の仕事を探し始めてみることです。
障害者雇用の求人はどんなものがあるのか、自分は転職しやすい人材なのか、どんな仕事やキャリアがあるのかなど、転職エージェントに登録して、担当のキャリアコンサルタントに相談しましょう。
そうすることで、転職の可能性を把握できたり、今の職場の良さなどに気づくことができますよ。
転職エージェントを利用するなら、障害者雇用に特化した転職エージェントランスタッドとLITALICO仕事ナビがオススメです。
どちらに登録したら良いか迷ったら、完全無料で利用できるので、両方に登録して、担当のキャリアコンサルタントとの相性で、どちらをメインで利用するのか決めるのもアリですよ。