障害者雇用で働きたいけど、やっぱり正社員で働くのは無理なのかな?
障害者雇用の求人で、正社員の求人数が極端に少ないのはなぜ?障害者雇用は正社員で働けないの?
こういった疑問ってありますよね。
できれば契約社員やパートよりも待遇が良い正社員で働きたくて求人を探してみたけど、そもそも求人がなかった・・・なんて経験ありませんか?
障害者雇用での正社員は狭き門であることを知り、諦めてしまった・・・なんて人も・・・。
でも、諦めるのはまだ早いです。
障害者雇用でも正社員になれる方法は2つあるので、この記事で紹介していきます。
本記事は、実兄に知的障害を持つアラサー会社員aamiが執筆しました。
大手メーカーにて障害者雇用の採用・教育に5年従事し、延べ100名以上の障害者の採用に携わった経験があります。
この経験から、障害者の採用や転職など、障害者雇用にまつわることを企業目線・プロ目線から役立つ情報を提供できればと思っています。
結論をいうと、正社員になる方法は「正社員求人に応募すること」「正社員登用ありの求人に応募し、契約社員から正社員を目指すこと」の2つです。
今、契約社員で正社員登用がないのであれば、雇用形態が正社員の求人に応募し、転職することをオススメします。
ただ、正社員求人は全体の2~3割程度の求人しかなく、さらに、ライバルが多く倍率がだいたい20倍程度と高い水準です。
そのため、現実的におすすめなのは、自分に合う職場か見極めつつ、正社員を目指せる「正社員登用ありの求人」で働くことです。
正社員を目指すなら、長く働けることが絶対条件なので、体調を安定させることと、正社員は仕事に対する責任もありますし、スキルがあると採用されやすいのでスキルアップを図っていくことも大切です。
誰でもなれる?障害者雇用の正社員の割合はどれくらい?
まずは、障害者雇用でどれくらいの人が正社員として働けているのか、障害者雇用枠の就労人数と正社員比率のデータは下記の通りです。
障害種別 | 就労人数 | 正社員の割合 |
身体障害 | 42万3,000人 | 52.5% |
知的障害 | 18万9,000人 | 19.8% |
発達障害 | 3万9,000人 | 25.5% |
精神障害 | 20万人 | 22.7% |
合計 | 85万1,000人 | 37.0% |
厚生労働省の調査によると、従業員規模5人異所の事業所に雇用されている障害者数は82万1,000人となっています。
この調査結果を見てみると、身体障害者は半数以上が正社員で働いているにも関わらず、
知的・発達・精神障害者は、20~30%前後と正社員比率はかなり低いことがわかります。
こう見ると、障害者雇用で正社員として働くのは、狭き門…と感じてしまいますね。
【障害者雇用】正社員の割合が低い原因
障害者雇用の正社員で働いている人は、全体の37%しか居ないことがわかりましたが、
なぜ、障害者雇用は正社員の割合が低いのか、その原因は下記の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
フルタイム勤務が難しい
まず1つ目は、障害者雇用で働いている人の半数以上は、フルタイムで働くことが難しく、時短勤務やパートなどで働いています。
フルタイムで働くことが難しいと、やはり正社員になることも難しくなります。
なぜなら、正社員はフルタイムで働くことを前提としているからです。
企業としては、障害者雇用のカウント方法は、障害とその程度によりことなりますが、障害者を1人雇用しているとカウントされるには、週30時間以上働くことが必要です。
そのため、企業は週30時間以上(週5日6時間以上)を条件とすることが多く、フルタイム就労が条件となっています。
現在、フルタイムで働けていないのであれば、まずはフルタイムで働けるように症状や体調を安定させることが大切です。
正社員になるなら、フルタイム勤務は最低条件です。
簡単・単純で誰でもできる仕事が多い
簡単・単純で誰でもできる仕事をしている場合、正社員として雇用されにくいです。
なぜなら、「代わりが効くから」です。
あなたがもし今の仕事を辞めてしまったとしても、また新しい人を雇って、その仕事をやってもらえば良いので、企業としてもリスクが低いです。
そのため、わざわざ好待遇の正社員として雇う必要はないと判断しています。
正社員になりたいのであれば、企業から「手放したくない」と思われる人材になることが必須です。
障害者雇用の場合、法定雇用率もあるので、この理由だけで正社員にしないということはあまりありません。
ただ、こういった仕事をしている障害者雇用の方は、就労が安定していない方が多いのも事実です。
正社員になる要件や条件をクリアしていない
それぞれ企業によって異なりますが、企業は、正社員になる要件や条件を持っています。
その要件や条件に達していない場合、正社員になることはできません。
最低限の基礎知識や、スキル、社会人としてのマナーや振る舞い、態度など、正社員になる要件や条件は多岐に渡ります。
正社員採用時は、SPIなどの試験を実施している企業もあります。
正社員として雇用してしまうと、簡単に解雇できなかったり、給料が高くなる、好待遇になるため、企業としては良い人材しか正社員として雇いたくないのが本音です。
以上のことから、正社員として雇用するには、企業としてもある程度慎重になってしまっています。
逆に言うと、良い人材であれば、企業はその人材を囲うために正社員にして、辞めづらくさせます。
一般雇用でも同じですが、正社員になるのはやっぱりそれなりに難しいです。
早期退職リスクを懸念している
障害者雇用は、離職率がかなり高く、1年以内に3割以上の人が辞めてしまいます。
こういった背景から、企業が最初から障害者雇用の正社員で雇用してしまうと、離職率が高くなってしまい、企業としてのイメージダウンに繋がります。
そのため、まずは、契約社員として働いてもらい、長く働いてもらえそう、就労が安定していることをきちんと確認してから、正社員で雇用する方法を取っています。
せっかく、採用して、教育もしたのに、それが無駄になってしまうのは、企業としても嫌がりますからね。
企業は、採用・教育に膨大なコストをかけていますが、それが無駄になるリスクが高いとどうしても慎重になります。
まず、契約社員で様子見したい
いきなり正社員として雇用するのは、企業としてリスクが高いことから、まずは契約社員で様子見をしたいと考えている企業が多いです。
もちろん、これは障害者の方にとってもメリットがあります。
契約社員で働いている間に、仕事を覚えるだけでなく、業務内容や職場雰囲気、職場環境など総合的に、腰を据えて働くことができる企業か吟味することができます。
契約社員として働いている期間は、お互いミスマッチがないか、などを確認する大事な期間でもあります。
障害者雇用の場合、ミスマッチが多いため、それを防ぐ意味でも最初は契約社員として働くことにしている企業が多いです。
一生契約社員のままなんじゃないの?と不安になる方も多いですが、真面目にコツコツ働けば全然正社員になれますよ。
障害者雇用で正社員になれる人の特徴
障害者雇用でも正社員で働きたいと考える人は多いです。
どんな人が障害者雇用で正社員になれるのか、その特徴は下記の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
就労が安定している
まず、第一条件は、「就労が安定していること」です。
症状や体調が安定せず、いきなり休むことが多い、1度体調を崩してしまうと、2~3日休んでしまうなどしてしまう方は、正直正社員で働くことは難しいです。
就労が安定していることは、正社員になるための最低条件です。
企業は、営利団体です。
継続的に安定して、企業に貢献してくれる人材を重宝します。
遅刻や欠勤が少ない人とそうでない人、雇いたい人はどちらか考えると自ずと答えは出てきますね。
就労の安定は、簡単そうに見えて、実は、かなり難しいです…。
フルタイム勤務できている
正社員として働いている障害者雇用の方は、ほとんどフルタイム勤務で働いています。
逆に言うと、フルタイム勤務できないのであれば、契約社員やパートで働いてほしいというのが、企業の本音です。
正社員として働いてもらう以上、就労の安定もそうですが、フルタイム勤務で働いて、会社に貢献してほしいと考えています。
そのため、障害者雇用で働く方でもフルタイム勤務が条件になります。
フルタイム勤務が難しいようであれば、フルタイムで働けるよう体調や症状を安定させたり、体力を付けることを重視しましょう。
周囲と協働し、コミュニケーションを取りながら働ける
企業は組織で動いているため、周囲と協力して働くことやチームやメンバーとコミュニケーションを取りながら働くことも大事です。
逆に、周囲の人と協働したり、コミュニケーションが取れないと、仕事を遂行していくことが難しいです。
ルーチン業務やコミュニケーションが不要な業務もありますが、そういった業務は、難易度が低く、いわば簡単で誰でもできる仕事の場合が多いです。
しかし、本来企業の仕事は、そういった業務よりも、周りと協働してチームで遂行する仕事の方が多いです。
その際に、チームで仕事を遂行できない、コミュニケーションが取れないとなると、仕事が止まってしまうことから、障害者雇用でも、正社員はコミュニケーション能力を重視されます。
コミュニケーション能力と言われると、なんだか難しく感じますが、周りと協働して仕事ができるかと考えたほうが良いですよ。
スキルアップやキャリアアップを目指しており、それに向け努力している
スキルアップやキャリアアップを目指し、勉強したり、なにか努力している方は、正社員で働いている方が多いです。
なぜなら、向上心がなく現状維持のまま働くのは、契約社員・パートで十分だからです。
企業は、会社をより良い会社にしてくれることを望んでいます。
そのためには、個々の人材が様々なスキルなどを習得し、さらに会社に貢献してもらえる人材になってもらう必要があります。
現状に満足せず、さらに良くするために努力している方を応援したいと思うのが、人間の本望でもありますし、そういった方を正社員にして、さらに頑張ってほしいと思うのは普通なことです。
障害者雇用でスキルアップを目指している方におすすめのスキルについては、こちらの記事も参照してください。
>>障害者雇用でもスキルアップしたい!障害者におすすめのスキル4選
ある分野におけるスキルや知識が豊富
正社員になると、待遇もお給料も良くなる場合がほとんどなので、正社員を目指す方が多いですが、
企業にとって正社員にするメリットは、優秀な人材を囲うことができる点です。
待遇や給料が良くなると、「せっかく今の会社で正社員で働けるから、もう少し頑張ろう」と思い、退職を思いとどまることが多くなります。
そういった観点から、正社員になると仕事を辞めづらくなるため、ある意味企業は優秀な人材を確保できます。
逆に言うと、他の企業に行かれたくない、重要な業務を任せてしまっている、という人材を、企業は積極的に正社員として雇用していきます。
そういった人材は、基本的に特定分野のスキルや知識が豊富だったり、企業としても重要な業務に就いている方です。
会社にとって重要な人材、希少価値が高い人材になれると、正社員になれる確率はグッとアップしますよ。
障害者雇用で正社員になれない人の特徴
続いて、障害者雇用で正社員になれない人の特徴を紹介していきます。
それぞれ詳しく解説していきます。
就労が安定していない
まず、就労が安定していないことには、正社員は難しいです。
遅刻や欠勤が多い人に、これ以上の仕事を任せられるかと問われたら、誰でも「No」と答えるでしょう。
現状の仕事もままならないのに、正社員になったらこれ以上の仕事をこなす必要があるのに、それができるとは到底思えないですよね。
正社員を目指すなら、まずは規則正しい生活を心がけ、遅刻や欠勤がないよう就労を安定させましょう。
就労の安定は、正社員になるなら大前提で、必須です。
週30時間以上働くことが難しい
週30時間は、言い換えると、週5日6時間以上のフルタイム勤務となります。
正社員で働いている人のほとんどは、フルタイム勤務です。
もちろんこれは、一般雇用だけでなく、障害者雇用でも同じです。
フルタイム勤務できないのであれば、重要なポジションに就くことは難しいですし、業務が限られてしまうことから、その業務を正社員が行う必要性は少なくなります。
一時的な時短は仕方ないにしろ、フルタイム勤務を行うことができないのであれば、正社員への道は遠いので、まずは、フルタイム勤務できるような身体づくりをしましょう。
正社員なら、フルタイム勤務も大前提です。
スキル不要な簡単で単純な業務しかできない
スキル不要な簡単で単純な業務しかできない場合も、正社員になることは難しいです。
正社員になると、基本的に仕事を選ぶことはできませんし、任された仕事を確実に行っていく必要があります。
それにも関わらず、ルーチン業務やマニュアルが整備されている業務しかできないとなると、仕事が滞ってしまいます。
また、正社員の仕事は、業務のルーチン化やマニュアルを整備するなど、仕組みや制度・体制を作る仕事になります。
簡単で単純な誰でもできる仕事しかできないと、上記のような仕事は難しいため、正社員になるのは難しいです。
ただ、今そういった仕事をしている方でも正社員を諦める必要はありません。
今の業務をより効率的に行うためにはどうしたらいいか、品質を良くさせるためにはどうしたらよいか、など会社にとって利益になるようなことを考え、実行したり、上司に提案するなどしていきましょう。
そうすることで、上司もあなたの提案を受け入れてくれたり、あなたへの見方が変わり、新しい仕事を任せてくれるようになるなど、仕事の幅が広がり、どんどんスキルアップに繋がっていきます。
障害者雇用の業務は、ほとんど単純で簡単な業務ですが、そこでどう工夫して効率的に業務を行っていくか、ということを考えながら業務を行うことで周りからの見る目が徐々に変わっていきますよ。
周りの人と上手く馴染めない
仕事はチームで行うものです。周りの人と上手く馴染めないと、正社員は難しいです。
なぜなら、正社員になると、リーダーを任されたり、マネジメント業務を任されるなど、周りの人を上手く導いていく必要があったり、チームで協働し業務を遂行していくような業務が増えるからです。
周りの人やチームメンバーと上手くコミュニケーションが取れないようであれば、リーダーやマネジメント業務は難しいです。
ただ、周りの人とコミュニケーションが取れない、上手く馴染めないからといって、正社員になることを諦めるのはまだ早いです。
リーダーやマネジメント業務を行う正社員も居ますが、それ以外にも、例えばエンジニアやシステム開発などを担えば、コミュニケーション能力が低くても、正社員になることができます。
この場合、プログラミングスキルが必要になりますが、リーダーやマネジメント業務を行わなくても正社員になることはできます。
著しくコミュニケーションが取れないわけではないのであれば、リーダーやマネジメント業務に挑戦してみたほうが今の業務を活かしつつ、正社員も狙えますよ。
障害者雇用で正社員になるメリット
障害者雇用の正社員は狭き門ですが、具体的に正社員になるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
障害者雇用の正社員になるメリットは下記の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
正社員になるメリットは、実は、一般雇用でも障害者雇用でも同じです。
給料が高くなる
まず、1つ目は、給料が高くなることです。
障害者雇用について調べていると、「給料が低い」「生活できない」などといった口コミや評判を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
それもそのはずで、障害者雇用における平均月給は下記の通りです。
区分 | 平均月収 |
日本人全体 | 約27万7千円 |
身体障害者 | 約21万5千円 |
知的障害者 | 約11万7千円 |
精神障害者 | 約12万5千円 |
発達霜害者 | 約12万7千円 |
これを見ると、かなり月給が低いことがわかりますよね。
しかし、実は、給料設定は、一般雇用も障害者雇用も差があるわけではありません。
では、この差は何かというと、雇用形態や勤務時間などによる差です。
一般雇用に比べ、障害者雇用の場合、非正規社員が多く、勤務時間もフルタイム勤務ではない方が多いです。
そのことから、平均すると一般雇用に比べ給料が低いと感じてしまうのです。
しかし、障害者雇用でも正社員でフルタイム勤務の場合、お給料は一般雇用の給与をベースに設定されるため、ほとんどの方が給料アップします。
さらに、正社員になるとボーナスももらえるため、年収に換算すると数十万~100万円前後収入がアップします。
これだけでも、正社員になるメリットがありますよね。
障害者雇用の場合、給料が低い、生活できないと言われている理由が知りたい方は、こちらの記事も参照してください。
>>障害者雇用の給料が低いのは、ウソ!?元人事が実際の給料事情や、収入をアップする方法を伝授!
簡単に解雇されず、雇用が安定する
正社員になると、企業は簡単に解雇できません。
もちろん、解雇することはできますが、正当な理由がないと解雇できません。
そのため、正社員になると、簡単には解雇されないため、雇用が安定し、腰を据えて長く働くことができます。
辞めない限りは、お給料も安定してもらうことができますし、今の業務から長期的なキャリアアップを見据えることもできます。
安定して雇用される、お給料がもらえると精神衛生上にも良いですね。
努力次第で、昇進・昇格ができる
契約社員やパートでは、基本的にずっと同じ業務を行うことになりますが、
正社員になると、様々な業務にチャレンジすることができるようになり、努力次第で、昇進や昇格もできます。
昇進すると、お給料アップも期待できますし、昇格であれば、これまでよりも責任が重い仕事ややりがいのある仕事を任されるようになります。
仕事の幅が広がると同時にスキルアップにも繋がっていくため、自身の成長を実感することができます。
昇進・昇格で、仕事へのモチベーションもアップします。
障害者雇用で正社員になるデメリット
障害者雇用で正社員になりたい!と思う方が多いですが、実は、正社員になるデメリットもあるので、メリットだけでなくデメリットもきちんと理解しておきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
仕事に対して責任が伴う
正社員になると、任された仕事に対して責任が伴います。
言い換えると、「できなかった」「やれなかった」は通用しないということです。
任された仕事は、納期通りに完了させる必要があり、それができなかった場合、できなかった原因や対策を考えたりと対応する必要があります。
契約社員やパートの場合、できなかった仕事は、他の人が行ったり、正社員が尻拭いをしてくれたかもしれませんが、正社員になると、そうはいかなくなります。
責任もって仕事を行わなければいけないという意識改革も必要です。
任された仕事は基本断れない
契約社員やパートの場合、苦手やことや不得意なことはやらなくてよかったり、仕事を断ることもできたかもしれませんが、
正社員になると、基本任された仕事を断ることはできません。
やりたくない仕事をやるのが正社員でもあります。
自分の好みで、仕事を選んだり、好き嫌いで仕事を判断することは許されません。
また、任された仕事を完了する責任もあるため、終わらなければ残業もしなくてはいけないこともありますし、
わからないことは、そのままにできず、周りの人や上司に確認するなど、自分で調べながら、任された仕事を完了しなければいけないこともあります。
正社員になると、仕事の難易度がグッと上がるのは覚悟しておきましょう。
任された仕事を「できない」というのは、通用しなくなります。
仕事量が多くなる
正社員になると、必然的に仕事量が多くなります。
なぜなら、任される仕事の幅が広がるからです。
そのため、残業しなければ終わらなくなったり、仕事量が多すぎて休日出勤もあり得ます。
自分の仕事量の調整は、上司が行うのではなく、自分で行うことになるので、
自分自身の業務のマネジメントが必須になります。
業務過多になりやすいことから、二次障害になったり、病んでしまうなどのリスクも高くなります。
一般雇用でも鬱や適応障害になる方は多いですからね…。障害者雇用でも例外ではありません。
障害者雇用で正社員になる方法
障害者雇用で正社員になる方法は下記の2つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
正社員募集の求人に応募する
1つ目は、そもそも正社員を募集している求人に応募し、内定をもらう方法です。
正社員募集の求人であれば、正社員に確実になることができます。
ただし、障害者雇用の正社員募集の求人の数はかなり限られています。
ハローワークで正社員求人数を調べてみると、下記の通りでした。
雇用形態 | 求人数 |
正社員 | 512件 |
非正規社員(契約社員・パートなど) | 7,123件 |
これを見るとわかる通り、正社員募集の求人は全体の8%と10%も満たない求人数しかありません。
ここから、勤務地を絞るなど条件を追加すると、条件に合う正社員募集の求人はほとんどないことが想像できますね。
また、正社員募集の求人は、人気も高いので、内定まで行きつくには相当なハードルを越えていかなければいけません。
契約社員から正社員登用を目指す
2つ目は、契約社員から正社員登用を目指す方法です。
障害者雇用の場合、契約社員から正社員に登用するのが、正社員になる方法の王道ルートです。
ただし、正社員に登用してもらえるかどうかは企業によって異なりますし、難易度もそれぞれです。
正社員登用制度がある会社の場合、まずは契約社員として一定期間働き、上司や会社からの評価の高い人に「正社員にならないか」という話が舞い込んできます。
契約社員みんなにチャンスがあるとはいえ、全員正社員に登用してもらえるわけではないので注意しましょう。
まずは、上司や会社からの評価が高い人に声がかかり、そのまま上司からの推薦だけで正社員になれることもあれば、
正社員登用試験という社内試験を受け、合格したら晴れて正社員になれることもあります。
会社によって正社員登用プロセスは異なるので、こちらのプロセスも事前に会社に確認しておいた方が良いです。
実際、「正社員登用アリ」としている企業でも、実態はほとんど正社員登用実績がない場合もあるので、
正社員を目指して契約社員から始める場合は、事前に正社員登用実績などを確認しておきましょう。
こういった情報は、転職エージェントが持っているので、転職エージェント経由の求人であれば、事前に確認できます。
数少ない障害者雇用の正社員求人を効率的に見つける方法
正社員の求人は探すのが難しいと言われますが、求人を探すことができなければ、正社員での就職・転職を断念せざるを得ません。
やみくもに求人を探すと、時間も労力もかかってしまいます。
正社員の求人探しを行う時間や労力を最小限に抑えるコツは、下記の2つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
複数の転職支援サービスを利用する
正社員募集の求人を探す際は、必ず複数のサービスを利用しましょう。
なぜなら、出会えた求人の数が、正社員での就職・転職のチャンスだからです。
基本的には、ハローワーク、転職サイト、転職エージェントのサービスを利用しましょう。
一気にたくさんのサービスを利用するのは、ちょっと…という方は、転職エージェントをまず利用するのがオススメです。
なぜなら、ハローワークよりも求人の質が高いですし、就職・転職のトータルサポートを受けることができるからです。
また、ハローワークはいつでも誰でも利用することができることから、質の高い求人が集まる転職エージェントでまずは求人を探したり、
応募書類の添削や面接対策をしてもらってからハローワーク求人に応募したほうが、スキルや経験が積まれているため選考通過率もアップします。
正社員募集の求人を探すファーストステップは、転職エージェントの登録です。
下記の転職サイト・転職エージェントから自分に合いそうなところを選んでくださいね。
定期的に求人情報を確認する
定期的に求人情報を確認することも大切です。
なぜなら、求人は常に入れ替わっているからです。
応募期間も2週間~1カ月程度の求人も多いため、いつの間にか応募期間が過ぎてしまっていた…ということがないようにしなければいけません。
ただでさえ、正社員募集の求人は数が少ないので、こういった小さなチャンスを逃してしまうと、それだけ正社員での就職・転職が難しくなっていってしまいます。
よく就職・転職先とのご縁が大事と言いますが、良い求人と出会うチャンスは多いに越したことはありません。
障害者雇用の正社員を目指しており、初めて転職活動をする方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
>>【障害者雇用で働きたい】就職・転職活動のやり方・始め方を徹底解説!
障害者雇用の正社員を本気で狙うなら…転職エージェントの利用は必須!
初めから正社員を目指すにしろ、契約社員から正社員登用を目指すにしろ、
希望に合った求人を探すなら、障害者雇用専門の転職エージェントを利用するのがオススメです。
それぞれ詳しく解説していきます。
大企業の求人が多く、正社員登用の制度が整っている
下記のように、求人数はハローワークより圧倒的に負けていますが、正社員の求人割合はハローワークに比べ圧倒的に多いです。
雇用形態 | ハローワーク 求人数 | 転職エージェント(dodaチャレンジ) 求人数 |
正社員 | 1370件 (12%) | 581件 (40%) |
契約社員 (派遣・嘱託社員含む) | 7960件 (69%) | 740件 (51%) |
パート | 2210件 (19%) | 131件 (9%) |
計 | 11,540件 | 1,452件 |
これを見ると、ハローワークの方が良いかも…と思ってしまいがちですが、
ここだけの話、ハローワークの求人は、条件や待遇が悪い、カラ求人が多いなど質が悪い求人が半数以上を占めています。
一方、転職エージェントの求人は求人数はハローワークに比べ少ないものの、質が高く、大企業の求人が多いのも特徴です。
大企業は、障害者雇用のフォロー体制や正社員登用の制度が整っていることが多く、人気が高いです。
できれば、安心して安定的に働きたいですよね。
なぜ転職エージェントの求人に大企業が多いかというと、
転職エージェント経由で採用した場合、企業側が採用した人の年収の約3割を転職エージェントに支払う必要があります。
年収300万円の場合でも、100万円・・・かなり高額です。
そのため、資金力がある企業でないと転職エージェントを利用することができません。
言い換えると、「資金力がある=大企業」が転職エージェントを利用しているということです。
一方、ハローワークの場合、無料で掲載できるので資金力のない中小企業の割合が多くなります。
中小企業よりも、大企業のほうが正社員登用制度が整っている場合が多いため、
そういった意味からも、転職エージェントの方がハローワークよりも正社員になりやすい求人を探すことができます。
応募書類の添削・面接対策などのサポートで選考通過率が格段にアップ
転職エージェントは、求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策など選考を通過するためのサポートも充実しています。
基本的に転職活動は自分一人で行うことが多く、第三者の意見やアドバイスをもらえることが少ないです。
多くの人がぶつかる壁として、「書類選考に通過しない」「面接で落ちる」など、なぜか選考を通過できないという悩みです。
この原因として、採用側の立場に立った視点、すなわち客観的な視点が欠けており、それに気づけず、そのまま選考を受けてしまい、落ち続けてしまっているからです。
転職エージェントに応募書類の添削や面接対策を実施してもらうことで、客観的視点から意見やアドバイスをもらうことができ、
採用側の視点から物事を判断してもらうことができることから、選考通過率は約3~5倍と格段にアップします。
さらに、基本的に選考に落ちた場合、なぜ落とされたのかフィードバックされることはありませんが、転職エージェントを利用すると、エージェント経由で落とされた理由を知ることができ、次の選考に活かすことができます。
狭き門の障害者雇用の正社員を目指すなら必ず転職エージェントを利用しましょう。
選考通過率、内定率は格段にアップしますし、エージェントと二人三脚で転職活動を行うことで夢の正社員に一歩近づけます。
採用実績や正社員登用実績などの内情を教えてくれる
転職エージェントは、企業と個人の間に入って転職を支援してくれます。
そのため、企業の内情にも詳しく、一般には出回わらない企業の情報を持っています。
例えば、掲載企業の障害者雇用の離職率や、採用実績、正社員登用実績、企業の雰囲気など、多岐に渡ります。
こういった情報は、転職エージェントしか持っていない情報ですが、電話や面談で聞けば、すぐに教えてくれます。
採用実績や正社員登用実績があれば、自分も正社員になれるかどうか、ある程度想定することができます。
ハローワークの場合、こういった情報は持っていないので、面談で直接企業に聞くしかありません。
面接ではなかなか聞きづらい質問ですし、聞くには面接を受けなくてはいけないので、労力がかかります。
しかし、転職エージェントの場合は、担当のキャリアコンサルタントに電話でお願いするだけで、全て調べてくれます。
採用意欲が高い企業が多い
先ほども説明したように、転職エージェント経由で採用されると企業は転職エージェントに高額なお金を支払います。
企業側からすると、「高額なお金を払ってでも採用したい」という想いがあります。
それだけ、人材確保に積極的なのです。
採用意欲が高く、良い人材を早く欲しいと考えている企業が転職エージェントを利用しています。
一方、ハローワークは無料で掲載しているため、なんとなく募集している企業や、「カラ求人」と言われる採用意欲が低い企業の求人も多いです。
転職エージェントは、採用意欲が高い企業ばかりなので、今すぐにでも応募して仕事を見つけたい方には、転職エージェントの利用がオススメです。
真剣に転職活動をしたいなら、転職エージェント一択ですね。
障害者雇用の正社員を狙うなら…おすすめ転職エージェント
障害者雇用の正社員を狙うなら、転職エージェントの利用は必須です。
しかし、障害者向けの転職エージェントは多く、どのエージェントを選べば良いか迷ってしまいますよね。
正社員を狙うなら、下記のポイントで転職エージェントを選んでください。
以上の4つの観点から、転職エージェントを選ぶのがおすすめです。
実際に、このポイントに当てはまっている転職エージェントは数少なく、全てのポイントをクリアしているのが下記の5つの転職エージェントです。
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各転職エージェントの特徴をまとめると、下記の通りです。
この中から、自分に合いそうな転職エージェントを選んでくださいね。
転職エージェントをオススメする理由について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参照してください。
>>【障害者雇用】転職エージェントをおすすめする理由とは?メリット・デメリット・利用までの流れを徹底解説!
障害者雇用の正社員で採用されるコツ
障害者雇用で正社員になるためには、数少ないチャンスを見つけつつ、掴みに行かないと難しいです。
それだけ障害者雇用で正社員として働くのは、難しいことですし、大変なことでもあります。
ここまで言われてしまうと、自信を無くし、正社員になることを諦めたくなってしまうかもしれませんが、諦めるのはまだ早いです。
障害者雇用の正社員で働くことは無理なことではありません。
きちんとポイントを押さえ、準備もきちんと行えば、正社員として採用されます。
障害者雇用の正社員で採用されるコツは、下記の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
リーダーやマネージャーの経験をする
正社員になると、仕事への責任が増します。
また、これまでは、ルーチン業務など指示された仕事をこなせばよかった仕事が、正社員になると指示をする側になります。
誰かの上に立つ、部下を持ち、上手くコントロールしていくマネジメント経験があると、企業は重宝します。
なぜなら、どの企業もリーダーやマネージャーができる人材が不足しているからです。
よくTVやニュースにもなっていますが、「出世したくない若者」「人材不足」などと耳にしたことはありませんか?
世間は、リーダーやマネージャーをやりたがる人材が減っていますし、そういった業務はかなり難易度が高い業務です。
逆に、リーダーやマネージャー経験は、正社員になると自然とそのような経験をさせられるようになりますが、事前にその経験があるとすでに必要なスキルを持っていることになるので、正社員として採用されやすくなります。
リーダーやマネージャー経験と言われると、「私には無理…」と思ってしまいがちですが、チームメンバーをまとめる経験や協働でなにか成し遂げた経験があれば、それをそのままアピールすればOKです。
リーダーやマネージャー経験があると、正直かなり有利です。
安定した就労をアピールする
障害者雇用でも、正社員であればフルタイム勤務は必須です。
また、遅刻や欠勤が少なく、安定して就労できることが前提条件にあります。
障害者雇用で働く人は、体調や症状の関係でフルタイム勤務が難しかったり、遅刻や欠勤がどうしても多くなってしまう方が多いです。
そんな中で、フルタイム勤務ができ、就労が安定していることもアピールすることができれば、ポテンシャル採用で正社員として採用してもらえる確率は格段にアップします。
安定した就労をアピールする方法は、過去の就労実績、または就労移行支援事業所などに通われていたなら通所実績です。
さらに、安定して就労するための自助努力もアピールできるとなお良いです。
安定した就労は、正社員になるための大前提ですが、それが難しい方も多いので、良いアピールポイントになります。
何をアピールしていいかわからない人は、これをアピールするのも手です。
キャリアアップに意欲的
正社員になると、これまでやってこなかった仕事や新しい仕事がどんどん舞い込んできます。
そのため、スキルアップやキャリアアップを図り、会社に貢献できる人材になる必要がありますが、
キャリアアップに意欲的でないと、こういったことが苦痛になってしまいますし、企業はそういった人材を正社員として採用したいと思いません。
どんどん新しいことに挑戦し、スキルアップしつつ、キャリアアップを目指している人を企業は教育したり、新しいチャンスをくれるようになります。
正社員となると、継続的に企業に貢献することがとても重視されるため、キャリアアップに意欲的な人は正社員として採用されやすいです。
また、障害者雇用でもキャリアアップしている人材の輩出やロールモデルを輩出させたい、前例を作りたいと考えている企業も増えているため、キャリアアップに意欲的な方を正社員として採用したがります。
「障害者雇用でもキャリアアップできる」という前例を作りたい企業が狙い目です。
スキルや技術を身に付ける
障害者雇用で正社員になるには、会社から重要な人材・会社にとって価値の高い人材と思われなければいけませんが、特定分野のスキルや技術があると、会社から重宝されやすくなり、正社員になりやすくなります。
言い換えると、誰でもできる仕事よりも、この人しかできない仕事があると、会社から重宝されやすくなります。
これは、一般雇用でも同じですが、障害者雇用でも同じです。
特に、障害者雇用の場合、多くの方が難しい業務ができなかったり、スキル不足の方も多いので、少し勉強したり、資格を取ったりするだけで、かなりのアピールポイントになります。
自分にしかできない仕事を持つことは、今後あなたが企業で長く安定して働くためにも重要です。
障害者雇用の場合、どんなスキルを身に付けた方が良いのか、どんな資格がおすすめなのかわからない方は、下記の記事を参照してください。
>>障害者雇用でもスキルアップしたい!障害者におすすめのスキル4選
障害者雇用の正社員に関するよくある質問
ここからは、障害者雇用の正社員に関するよくある質問に回答していきます。
5年以上働くと、正社員になれる?
5年以上働いても、正社員になることはできません。
この質問は、今は契約社員で働き、正社員を目指している方の質問だと思いますが、
契約社員で働いている場合、5年以上働いても正社員になることはできません。
しかし、契約社員で同じ職場で5年以上働くと、無期限雇用契約になることができます。
正社員になることはできませんが、有期雇用契約が無期限になるので、雇用はこれまでよりも安定します。
メリットしかないので、同じ職場で5年以上働いている人は、会社に無期限雇用を申し出ましょう。
障害者雇用で正社員で働いたら障害者年金は支給停止になる?
基本的に、障害者雇用で正社員で働いていても、障害者年金は支給停止になりません。
なぜなら、障害年金は原則として所得制限はないからです。
あくまでも障害の状態が障害等級に該当するか否かを判断されます。
障害の状態が障害等級に該当すると認定されれば、所得にかかわらず障害年金を受給することができます。
障害者雇用の正社員と一般雇用の正社員との違いは?
障害者雇用の正社員と一般雇用の正社員の違いは、合理的配慮があるかないかです。
お給料なども差があると言われがちですが、給与体系は障害者雇用も一般雇用も同じです。
そのため、障害者雇用だから一般雇用よりも給料が低いということはありません。
ほとんどの場合、社内資格や社内評価によって給料に差が出ているパターンです。
一般的に、障害者雇用の方よりも一般雇用の方の方が、仕事量も多く、責任ある仕事に就いていることから、一般雇用の方が給料が高くなっていることが多いですが、
給料体系は同じなので、障害者雇用・一般雇用問わず、同じ仕事、同じ評価、同じ勤続年数など、条件が全て同じであれば給料に差が出ることはありません。
【まとめ】障害者雇用で正社員になれる?なれない?
障害者雇用で正社員で働く方法は、以下の2つです。
正社員・正社員登用ありの企業を目指すなら、転職エージェントを利用しましょう。
完全無料で利用できるので、どちらか迷ったら両方登録してみて、相性が良い方を使っていくことをオススメします。