働くのが辛い…特例子会社を辞めたい…。。。
この記事を読んでいる方は、様々な理由で特例子会社を辞めたいと考えていると思います。
特例子会社は、普通の会社と違って、良くも悪くも思っていた職場とは違うことが多々あります。
「私は、辞めるべきなのか、それとも残った方が良いのか…」
と悩んでいる方は、辞める前にぜひこの記事をチェックしてください。
この記事では、特例子会社の退職理由や辞める前に考えてほしいことを解説していきます。
本記事は、大手メーカーの特例子会社で15年働くがNaoが執筆しました。
10年間、契約社員として事務作業を行っていましたが、向上心を持ち真面目に働いてきた結果、現在では、リーダーとして部下10名をまとめつつ、採用業務も行っています。
この経験から、特例子会社の実態や実情、特例子会社への転職など、特例子会社にまつわることを企業目線・プロ目線から役立つ情報を提供できればと思っています。
これまで何人もの退職者を見てきた経験から、それぞれ人によって退職理由は異なり、退職してしまうのは仕方のないことだと理解しています。
ただし、退職した後に転職活動をしようとしている人のほとんどは、思った以上に転職活動が上手くいかず、先を急いで辞めなければよかったと後悔している人がほとんどです。
ただし、退職した後に転職活動をしようとしている人のほとんどは、思った以上に転職活動が上手くいかず、先を急いで辞めなければよかったと後悔している人がほとんどです。
そのため、退職を決めたらまずは次の職場を探してから、今の仕事を辞めた方が賢明です。
現職と並行して転職活動をするのは正直大変ですが、転職活動を効率的に進められ、トータルサポートしてくれる転職エージェントの利用がおすすめです。
特例子会社を辞めたい!よくある退職理由とは?
障害者職業総合センターの調べでは、退職理由は以下の通りでした。
上記の表を見ると、会社の事情によって退職したのではなく、ほとんどが自身で退職を申し出ているということがわかります。
退職した人の具体的な理由として、以下のような理由が挙げられています。
- 給料が安い、生活できない
- 人間関係が悪い
- 障害を配慮してくれない
- 障害・病気の悪化
- 仕事に飽きあ、つまらない
- キャリアアップしたい
それぞれ詳しく解説していきます。
特例子会社の退職理由1:給料が安い、生活が出来ない
特例子会社を辞めたい理由として、1番多いのはやっぱり「給料面」です。
野村総合研究所が調査した結果によると、特例子会社の給料は以下の給料になっています。
年収 | 割合 |
101~150万円 | 21.6% |
151~200万円 | 33.5% |
201~250万円 | 21.6% |
251~300万円 | 10.8% |
301~350万円 | 7.2% |
351~400万円 | 3.0% |
401~450万円 | 1.2% |
451~500万円 | 1.2% |
500万円以上 | 1.2% |
上記の表を見ると、年収300万円の人は一握りで、ほとんどの人が250万円以下という結果になっています。
年収のボリュームゾーンは、151~200万円です。
仮に、年収が200万円だとすると月収16万円程度です。
一般企業に勤める人の平均年収400~500万円と比べると、特例子会社の給料はかなり低いです。
実家暮らしであれば、なんとか生活できるレベルですが、一人暮らしとなると、相当キツイですよね。
給料が高い特例子会社がいい…という人もたまに居ますが、特例子会社同士で情報交換を密に行っているため、どこの特例子会社でも給料に大差ありません。
昇進・昇格していくことで給料が徐々に上がっていく可能性はあります。
特例子会社の退職理由2:人間関係の悪化
続いての辞めたい理由としてよくあるのが「人間関係」です。
「え、特例子会社でも人間関係が原因で仕事を辞める人が多いの?」と思う方も多いかもしれませんが、
特例子会社も一般企業と同じで、人間関係で辞めてしまう方は多いです。
なぜなら、特例子会社でも、「いじめ」「差別」「パワハラ」が存在しているからです。
具体的には、下記のような人間関係トラブルが特例子会社には多いです。
- 障害者同士のトラブル
- 上司との人間関係トラブル
それぞれ詳しく解説していきます。
障害者同士のトラブル
特例子会社は本当に様々な障害を持った方が働いています。
障害内容や特性だけでなく、程度も様々です。
そのため、障害特性や程度が似ている人達でグループを作ってしまい、それ以外の人をのけ者にしたり、いじめるなんてこもとも普通にあります。
障害者同士お互いがお互いを理解し合い協力し合って働くのは、夢のまた夢なのかもしれません。。。
健常者が障害者を理解するのが難しいとされていますが、障害者同士自分とは異なる障害を理解するのも難しいのです。
上司との人間関係トラブル
上司が「パワハラ気質」「障害への理解がない」「障害への配慮がない」場合も、部下として働く身として辛いです。
基本的に、特例子会社で働く健常者や部下を持つ上司は、個々の障害を理解し、適切な配慮を行いながら業務を円滑に進めるよう努力してくれます。
しかし、中には、そうでない上司も居るのが事実です。
(一部抜粋)
私の職場の9割は精神に障害のある方が勤務なされているのですが、その上司(指導員)は自分の気分によってコロコロと対応が変化し、指導員としての仕事以外でイライラして私たちに何かと文句や叱咤などの高圧的対応を繰り返します。
特例子会社の場合、部長などの重役は親会社から出向していることが多いです。
引用元:ヤフー知恵袋
クレハの特例子会社で働く、障害者に対して「パワハラ」をやっている正社員をどの様に思いますか? ・怒鳴る ・自分の意見しか通さない(障害者の意見はムシ) ・気に入った人だけにしか仕事 を与えない ・気に入らない障害者に対しては、とにかく怒鳴る、怒鳴り散らして委縮させる 会社外でも多少にかかわらず、各々で負い目があるのに、会社内でも人権差別される気持ちは、解るだろうか? 自分がその立場になってみないと解らないだろう。
引用元:ヤフー知恵袋
障害に配慮してもらうために特例子会社に入社したのに、こんな上司にあたるとかもう最悪ですよね…。
特例子会社の退職理由3:障害を配慮してくれない
先ほども少し出ましたが、障害を配慮してくれないのも特例子会社の退職理由の1つです。
正直、これを見て、「え?」と思った方も多いはず。
障害に配慮されながら働くことができるのが特例子会社なのに、配慮されないってどういうこと?ですよね。
実は、特例子会社は一般企業よりも配慮が行き届かないことがあります。
なぜなら、上司や指導員、職員の数に比べ、配慮が必要な障害者の方が多くなり、マンパワーが足りなくなってしまうからです。
特例子会社で働く障害者の方は、なにかしらの配慮が必要になる方が多いです。
しかし、その配慮を把握したり、支援したりする人のパワーが足りなくなってしまうと、
配慮が行き届かず、十分な配慮ができなくなってしまい、配慮されないとなってしまうのです。
十分な配慮を受けるためには、雇用・人材管理がきちんとされている必要があります。
ただ、きちんと管理ができている特例子会社は限られているのが実態です。
特例子会社の退職理由4:障害・病気の悪化
続いては、「障がい・病気の悪化」です。
具体的にいうと、「障がいや病気の再発」「症状の悪化」などです。
頑張って働いていたけど、持病が悪化してしまったり、症状が出るようになってしまい、仕事の継続が難しくなってしまったというパターンです。
会社側にもなるべく配慮してもらっていたけど、仕事を続けられないくらい悪化してしまい、退職せざるを得なくなってしまうことも、あるあるです。
症状が悪化しないように気を付けていたけど、やっぱり仕事の継続が難しく泣く泣く退職を選択する人は多いです。
特例子会社の退職理由5:仕事に飽きた、つまらない
特例子会社は、障害者でもできる簡単で単純な業務内容がほとんどです。
そのため、数カ月働くと仕事に飽き、つまらなく感じるようになる方も多いです。
「こんな仕事をして誰のためになるの?」「こんな仕事をする意味がわからない」など仕事にやりがいを感じられなくなることも、退職事由になっていることもあります。
実際、誰の役にも立たない仕事はこの世にありませんが、特例子会社の業務は、それを感じにくい業務が多いのも事実です。
実際に野村研究所の調査でも特例子会社の業務内容は下記の通りになっています。
調査結果を見ると、事務補助が69.2%、清掃・管理が46.2%と上記2つが業務内容の大半を占めていることがわかります。
このことから、職種の幅はあまり広くありませんし、職種が限定されている分、人によっては「仕事が飽きた」「つまらない」と感じてしまう人が多いのです。
特例子会社の退職理由6:キャリアアップしたい
最後は、「キャリアアップのため」という前向きな理由です。
働いてみて、自分の実力やできる仕事など、視野が広がったり、
やりたい仕事が見つかるなど、今後の自分のキャリアを考え、違う仕事に転職したり、新しいことにチャレンジするために、今の仕事を退職するという理由です。
転職を繰り返して、キャリアアップをしていくのは、障害者雇用でも同じです。
キャリアアップし、高収入を目指しているのであれば、こちらの記事を参考にしてみてください。
>>障害者雇用でも年収500万円は可能?実際に稼いでいる人の特徴やスキルを紹介
キャリアアップを検討しており、今後スキルを身に付けていきたいと考えている方は、こちらの記事を参考にしてみるのもアリです。
>>障害者雇用でもスキルアップしたい!障害者にオススメのスキル4選
特例子会社を辞める前に試してほしいこと
せっかく入社できた特例子会社を簡単な気持ちで辞めるのはもったいないです。
ただ、このまま働き続けるのも辛い…という方は、辞める前に解決策がないか考えてみましょう。
ここでは、下記の4つの場合についてそれぞれ検討していきます。
- 給料の問題なら…
- 人間関係の問題なら
- 自身の障害に関することなら…
- 仕事内容の問題なら
- 今後を見据えたキャリアアップの場合なら…
給料の問題なら…
下記のように、一般の障害者雇用枠、一般企業の一般枠でも事務職など職種が同じ場合は、そこまで給料に大差ありません。
種別 | 給料 |
一般企業 一般枠 | 243~350万円 |
一般企業 障害者枠 | 262~341万円 |
特例子会社 | 234~332万円 |
「特例子会社だから」お給料が低いわけではなく、「事務職だから」お給料が低いのです。
そのため、事務職で働き続ける以上、お給料問題と向き合わなければいけません。
現在特例子会社で働いていて、お給料以外に不満がないのであれば、辞めるのは慎重に考えた方が良いです。
このまま事務職など今の職種で働き続けたいのであれば、給料アップを狙った転職をするのではなく、副業などを行い、本業以外で収入を得る方法を考えた方が得策です。
>>【障害者雇用】副業できる?障害者でもできる副業特集7選!
今の仕事にこだわらず、お給料を上げていきたいと考えているのであれば、お給料が高い仕事や職種に転職するのがオススメです。
お給料が高い仕事や職種は、一般企業でも特例子会社でも同じで、マネジメント業務か技術やスキルが必要な仕事です。
これまで何かしらのリーダー経験がある方は、マネジメント業務に挑戦してみるのもアリです。
また、コミュニケーションに自信がなく、リーダーも向いていないという方は、プログラミングなどのスキルを活かした技術職がオススメです。
未経験求人もあるので、まずは、転職するにしろ、しないにしろ、求人を見てみて、情報収集をしてみるのがオススメです。
求人を探すことで視野が広がり、今の会社の良さに気づき、今の会社で頑張りつつ副業をした方が良いかも…、このまま転職した方が良いかも…など、今後の方向性について具体的に考えられるようになりますよ。
転職活動が初めてで、プロの意見やアドバイスなど含め相談したい場合は、転職エージェントを利用してみるのがオススメです。
具体的な転職活動の進め方は、こちらの記事を参照してください。
>>【障害者雇用で働きたい】就職・転職活動のやり方・始め方を徹底解説!
人間関係の問題なら…
人間関係に関する問題なら、第三者に相談するのがおすすめです。
同僚からのいじめや差別で業務に支障が出るのであれば、直属の上司や人事担当、教育担当にまずは相談してみましょう。
だいたいの場合は、業務が円滑に進むよういじめを行う集団とは別の仕事にしてもらったり、業務上直接関わらないような配慮を行ってくれます。
上司との関係に悩んでいるのであれば、場合によって、相談先を変えるのがオススメです。
パワハラで悩んでいるなら、人事担当や内部通報など上司以外の会社の人に報告(基本的には人事担当者、内部通報がおすすめ)、
障害への理解や配慮不足であれば、産業医、ジョブコーチ、支援機関、病院の先生などに相談するのがオススメです。
必要に応じて、障害に関する書類や意見書を作成してもらったり、直接アドバイスしてくれるなど、上司に客観的意見として、上司へ障害への理解や配慮を伝えるようサポートしてくれます。
然るべき場所に相談しても改善されず、つらい状況が続くのであれば、その時に改めて転職を考えたり、辞めることを検討してみてくださいね。
転職活動をしてみたらわかりますが、なかなか内定がもらえず難航する方が多いです。
まずは、今の状況改善に注力し、今の環境下が働き続けられないかということを優先して考えましょう。
自身の障害に関することなら…
働いていると、自身の障害の症状が悪化してきた、体調が悪くなってきた…という場合は、まずは、原因を突き止め、改善に努めましょう。
症状や体調が悪化し、働ける状態になくなってしまったら、辞めざるを得なくなってしまうこともあるため、早期発見早期対応が大事です。
これ以上悪化させないために、休暇を取ることも選択肢の1つです。
いつもとなんか違う、なんかだるい、やる気が出ないという症状がある場合は、早めに病院の先生に相談しましょう。
仕事内容が問題なら…
仕事が単調でやりがいを感じない場合、思い切って転職するのももちろん手ですが、
まずは、「せっかく入れた特例子会社を棒に振るのはもったいないのでは…?」と考えてみましょう。
今の職場で、他に何かできることがないのか、仕事の量や幅を広げることができないのか、そういったことを考え、自ら仕事の楽しさややりがいを見つける努力が大事です。
正直、どんな仕事でも、慣れてしまえば仕事がつまらない、やりがいがないと感じるようになります。
私の知人は、入社当初はデータ入力業務で毎日つまらなく、完全にやりがいを無くしていましたが、
ITスキルを勉強し、自分でやってみたい仕事を上司に提案しまくった結果、現在はITスキルを活かせる業務を任されるようになり、やりがい持って働くことができている方が居ます。
特例子会社は居心地が良いけど、仕事がつまらないという方は、自分のスキルを上司にアピールしたり、自分がやってみたい仕事を作り出そうとして見るのも一つの手です。
こういった経験は、いざ転職するときにも、履歴書に経験として書けるのでオススメです。
将来を見据えたキャリアアップの場合なら…
「こんな仕事をしたい!」という場合、すぐに転職を考えるのではなく、まずは副業で仕事ができないか、考えましょう。
副業で仕事を行い、ある程度の実績を積むことができたら、転職に有利になりますし、収入も得ることができます。
ただし、内容によっては、一般企業の障害者雇用枠でも求人が少ないため、障害者を隠して働くクローズで求人を探すことになる可能性も…。。。
そのため、今の状態でフルタイム勤務ができていない、症状や体調が安定していないという方は、特例子会社に勤めつつ、フルタイム勤務や症状や体調の安定を図っていくことを優先しましょう。
特例子会社を辞めた方が良いサインとは?【見逃さないで】
上記で紹介した対処方法を試しても、改善が見られない、仕事を辞めたい気持ちが変わらない場合は、仕事を辞める選択をしましょう。
しかし、下記のような症状やサインがある場合は、危険サインです。
二次障害のリスクに晒されている可能性が高いので、早めに今の仕事から離れないと、働くこともままらなくなってしまいます。
それぞれ詳しく解説していきます。
サイン1:障害の症状や体調が悪化してきた
働き続けて、障害の症状や体調が悪化してきたら、すぐに転職を検討しましょう。
具体的にいうと、「障害や病気の再発」「症状の悪化」などです。
無理に頑張って働いてきた結果、心身ともに疲弊してしまうことも・・・。
二次障害のリスクにも晒されている状態のため、早めに治療するなり、環境改善に勤めましょう。
サイン2:働く意欲がなくなってきた
働く意欲がなくなってきたのも、転職を検討するサインです。
このままずっと無理して働いたとしても、仕事が苦痛になり、いつの間にかうつ病などの2次障害になってしまうことも・・・。
自分なりに対処方法を試してきたけど、状況が変わらないのであれば、ガラっと環境を変えたりすることも大事です。
実際、転職活動をしてみて、今の職場や仕事の良さを知れることもあるので、
一度、転職活動をしてみて視野を広げることも大事です。
サイン3:疲れているのに寝付けなくなってきた
身体は疲れているのに寝付けない場合、過度のストレスが溜まっている可能性があります。
寝られないと、仕事にも集中できませんし、心身が疲弊していきます。
サイン4:将来に希望が持てない
将来に希望が持てず、このまま仕事を一生続けなければいけないと思う場合も、転職を検討した方が良いサインです。
将来に不安を抱えながら、働き続けるのは、しんどいです。
特例子会社を辞める前に考えてほしいこと
特例子会社を辞める決断ができたら、今後の生活について、具体的に考えていく必要があります。
特例子会社を辞める前に必ず考えてほしいことは下記の2つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
特例子会社を辞めた後の生活
特例子会社を辞める前に転職活動を行い就職先を見つけておく場合、今の職場を辞めた後は、そのまま次の職場で働ければ問題ありません。
しかし、特例子会社を辞めてから転職活動を行う場合は、転職活動に集中することができる反面、収入が途絶えてしまうため、自分の生活費は貯金から賄わなければいけません。
そのため、今の仕事を辞めても生活ができるほどの貯金や収入があるのか確認しておきましょう。
貯金は、毎月の生活費×6カ月~1年分あると、安心です。
特例子会社を辞めた後の働き先
特例子会社を辞めた後の働き先を考えるのも、特例子会社を辞める前に検討しておきましょう。
障害者の方の就労方法はいくつかあるため、適切な就労先を選択しましょう。
具体的には、下記の通りです。
- 別の特例子会社
- 一般企業の障害者雇用枠
- 一般企業の一般雇用枠
- 就労継続支援事業a型
- 就労継続支援事業b型
- 就労移行支援
さまざまな働き口があり、特色もそれぞれ異なるので、今の自分は、どこで働くのが適切なのか検討しておくと、今の仕事を辞めた後もスムーズに次の仕事を決めやすいです。
特例子会社を「退職したい」と思ったら…仕事を辞めるまでの4ステップ
「退職したい・・・」と思ってもすぐに会社を辞められるわけではありません。
ましてや、仕事を辞めるということは、収入もなくなるということです。
会社のことや、退職後の生活も考え、事前に準備しなくてはいけません。
ここでは、仕事を辞めるまでにすべき4ステップを紹介します。
ステップ1:退職理由を明確にする
まずは、なぜ仕事を辞めたいと思ったのか、その理由を明確にしましょう。
「仕事が体力的につらい」「症状が悪化して、仕事が思うようにできない」「パワハラがきつい」「給料が安い」などなんでもよいです。
なぜ退職したい理由を明確にしたほうが良いかというと、「同じ過ちを繰り返さないため」です。
例えば、「仕事が体力的につらい」のが理由で仕事を辞めたいのであれば、体力が必要な軽作業の職種を避けて、転職活動をすることが出来るからです。
退職したい理由を明確にすることで、次の仕事を選ぶ際に参考になりますし、リスクを避けることができます。
退職するか迷っている、できれば退職したくないけど、継続して就労するのも難しそう…という方は、就労定着支援を利用するのも1つの方法です。
あなたが今の職場で長く働けるよう相談に乗ってくれたり、会社とあなたの間を取り持ち支援をしてくれます。
継続して就労する意欲があるものの、なかなか定着できずに悩んでいる方は、一人で悩まずに就労定着支援事業所「めでぃ」の利用を検討してみてくださいね。
ステップ2:退職後の生活・キャリアについて考える
仕事を辞めたら、収入はなくなるので、どうやって生活をしていくのか考える必要があります。
貯金はどれくらいあって、どのくらいなら無職でも生活できるのか、失業保険はどれくらいもらえるのか調べるのも大事です。
退職後は、すぐに転職活動をして働くのか、それとも症状が悪化し働くことが難しいので治療に専念するのか、などを検討しましょう。
また、今後どんな仕事をするのか、自分に合う仕事ややりたい仕事のためにスキルを身に付ける期間にするのもアリです。
まずは、退職後でも生活はできるのか、退職後転職活動をするのか、治療に専念するのか、などを決めましょう。
ステップ3:退職後も安心!次の仕事を探し始める
すぐに転職を希望するのであれば、現職中に転職活動を始めましょう。
現職と並行して転職活動をするのは、体力的にも精神的にもしんどいですが、
離職期間が短くなるので、お給料面も安心ですし、転職先が決まらなければ最悪現職を続けることができるので、
仕事がない・・・ということがなく、リスクヘッジになります。
現職中に本格的に転職活動をしなくても良いですが、最低限転職エージェントに登録し、
担当のキャリアコンサルタントと面談し、どんな求人があるのか、自分にはどんな仕事を紹介してもらえるのか、などの話は聞いておきましょう。
そうすることで、自分が転職しやすい人材なのか、今よりも条件が良い会社に行けるのかなど、把握することができます。
利用すべき転職エージェントは、下記の通りです。
おすすめ転職エージェント | サイト | 対応エリア | メリット |
ランスタッド | 公式サイト | 全国 | ・大手企業・優良企業の求人数No1 ・世界最大級の総合人材サービス企業! ・年収300万円以上の求人が多数! ・40代、50代の転職実績が豊富 |
LITALICO仕事ナビ | 公式サイト | 全国 | ・47都道府県、2,2760件の就職支援サービス情報が掲載 ・専属キャリアアドバイザーがマンツーマンでサポート ・就労に不安がある人におすすめ ・求人検索が簡単でわかりやすい |
dodaチャレンジ | 公式サイト | 全国 | ・障害のある方の転職実績No1 ・業界大手の求人数 ・大手・優良企業の正社員求人多数! ・障害の就職・転職エージェント実績20年以上 |
atGP | 公式サイト | 全国 | ・企業から直接スカウトされるスカウトサービス ・支援機関との連携など総合的サポートが可能 ・障害者転職のプロがマンツーマンでサポート ・精神障害の方の転職に強い! |
マイナビパートナーズ紹介 | 公式サイト | 首都圏・関西 | ・様々な障害に精通した専門カウンセラーが在籍 ・大手・優良企業求人が多い ・1973年創業の人材ビジネスTOPグループのサービス |
どれも完全無料で利用できますし、迷ったらいくつか登録してみて、相性が良い方を使っていくことをオススメします。
それでも、どの転職エージェントにするか迷ったら、転職エージェントの特色に合わせて選択しましょう。
それぞれの転職エージェントの特色は下記の通りです。
ステップ4:退職の意向を会社に伝える
退職の意向が固まったら、会社に退職する意志を伝えましょう。
退職する意志を伝えたからといって、すぐに退職できるわけではありません。
就業規則で退職する何日前までに連絡する必要があるかを確認し、
退職したい日の規定期間前に伝えましょう。
ほとんどの企業は、退職の1カ月前です。
ここで、すでに転職先が決まっているのであれば、転職先企業の入社日と今いる会社の規定と合わせながら、
退職日と転職先の入社日を決めましょう。
退職の意志を会社に伝えたら、後は事務手続きに入るので、上司や人事の指示に従い、退職の手続きをしましょう。
【まとめ】特例子会社の退職理由と辞める前に考えてほしいこと
特例子会社をやめたいと思ったら、まずはなぜ辞めたいのか、今の職場で働きつつ解決する方法はないのかをまずは考えましょう。
いろいろ改善に向け頑張った上で、「やっぱりやめたい…」と思ったら、その時は辞める決断ができており、見切りを付けられている状態です。
「辞めたい」という衝動で、辞めてしまうのが1番もったいないですよ。
「辞めたい」と思うなら、転職エージェントに現職を辞めるべきか、求人はあるのか、転職できそうかなどをまずは相談してみるのもオススメです。