精神障害を持っているけど、働きたい。精神障害者に向いている仕事って何?
安定して長く働ける仕事ってどんなものがある?向いている仕事や職種などの特徴が知りたい!
障害者雇用は、法定雇用率も上がり、さらに、精神障害も雇用の対象になるなど、国を挙げて徐々に発展してきています。
しかし、現在も障害者雇用・就労には他kさんの問題があります。
その問題の1つが、精神障害の雇用率です。
精神障害を持っている人は他の障害に比べ就職率や定着率がかなり低いです。
内定率でいうと、就労移行支援やエージェントなどのサービスを利用しないと、なんと約3%しかないと言われています。
この記事では、精神障害者の方が長く安定して働ける仕事や向いている仕事、離職率や就職率の高い仕事について解説していきます。
本記事は、実兄に知的障害を持つアラサー会社員aamiが執筆しました。
大手メーカーにて障害者雇用の採用・教育に5年従事し、延べ100名以上の障害者の採用に携わった経験があります。
この経験から、障害者の採用や転職など、障害者雇用にまつわることを企業目線・プロ目線から役立つ情報を提供できればと思っています。
先に結論を言うと、精神障害者に向いている仕事は、マニュアル化されていたり、ルーチン化されている仕事です。
具体的には、プログラマーや事務職、データ入力、工場作業などです。
自分の特性や性格にマッチした仕事を見つけられれば、ストレスなく安定して長く働くことができますよ。
精神障害者に向いている仕事の特徴
ここでは、一般的に精神障害者に向いていると言われる仕事の特徴を挙げていきます。
あくまでも一般的になので、全員が全員向いているわけではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。
精神障害者に向いている仕事の特徴は、下記の通りです。
以上の3つが、精神障害者に向いている仕事の特徴です。
この3つを挙げた理由は、急な症状の悪化や病院へ行かなければならない時でも、代わりが居るからです。
また、周囲の方も簡単なミスであればカバーすることが可能なことから周囲との関係が悪くなることも少ないです。
黙々と作業できる環境や仕事を得意とします。
具体的な仕事についてはこの後詳しく紹介していきます。
精神障害者に向いている仕事
具体的にどんな仕事が精神障害者に向いているのか気になりますよね。
ここでは、精神障害者に向いている仕事を具体的に紹介していきます。
興味があり自分でもできそうな仕事がないかぜひチェックしてみてくださいね!
精神障害者に向いている仕事1:プログラマー/SE
精神障害の方が向いている仕事1つ目は、「プログラマー/SE」です。
職種 | プログラマー/SE |
仕事内容 | システムの開発・管理・保守 |
年収 | 400~800万円程度 |
将来性 | |
おすすめ度 |
基本的に一人でコツコツと作業を行う仕事なので、コミュニケーション能力をあまり必要としないため、精神障害の方にオススメです。
また、プログラマー/SEは専門的なスキルも必要になりますし、需要も高いことから、お給料や待遇も良いことが多いです。
実際に、精神障害を抱えながらプログラマーやSEとして働いている人も多く、
在宅ワークができたり、一定期間企業で働き必要なスキルを身につけられたらフリーランスへの転身も可能です。
スキルさえ身に付けられれば、安泰な仕事です。
プログラマー/SEに未経験からなるためには、まずはプログラミング言語を学ぶ必要があります。
企業は、即戦力を求めているので、未経験でプログラミング言語もあまりわからない…となると、採用される可能性は低いです。
プログラミング言語を学ぶのであれば、独学は難しく挫折しやすいので、スクールで学ぶのがオススメです。
プログラミングスクールなら、「tech boost」がオススメです。
これからプログラミングを学びたいと考えている人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
精神障害者に向いている仕事2:事務職
2つ目は、事務職です。
事務職は、精神障害者だけでなく、発達障害や知的障害の方にも向いており、また求人数も多いです。
職種 | 事務職 |
仕事内容 | 総務や経理における事務作業 |
年収 | 300~450万円程度 |
将来性 | |
おすすめ度 |
事務職は、業務がルーティン化されており、また、判断も必要としない業務なので、一人で淡々とパソコンに向かって作業できます。
精神障害の方は、突発的事態が起こるとおろおろしたり興奮してしまうなど、大きなストレスとなりますが、
事務職は、突発的事態が起きることが少なく、決まった仕事を毎日行えるのでおススメです。
障害者雇用で働きたいと考えている場合、求人数も多いですし、基本的なPCのスキルしか必要としないため、どんな方にもおすすめです。
精神障害者に向いている仕事3:ライターやデータ入力
3つ目は、在宅勤務ができる「ライターやデータ入力」です。
職種 | ライター/データ入力 |
仕事内容 | 文章を書く仕事・パソコンに文字を打ち込む仕事 |
年収 | 250~450万円程度 |
将来性 | |
おすすめ度 |
ライターやデータ入力は、パソコンで文章を書ければ誰でもできます。
在宅勤務を志望しているのであれば、ライターやデータ入力だけでなく、CADやホームページ作成、記事作成など
さまざまな仕事があるので、その中から自分に合ったものを選ぶのがオススメです。
ただし、仕事内容によっては、マルチタスクになってしまったり、仕事の案件を多く抱える、納期があるなど、
仕事が複雑化したり、判断が必要になることがあるので、注意が必要です。
ライターなどは、スキルを積めば収入は青天井です。
家で一人でコツコツと作業できる人、PC作業が苦じゃない人にオススメです。
精神障害者に向いている仕事4:クリエイティブ系
4つ目は、「クリエイティブ系」です。
職種 | クリエイティブ系 |
仕事内容 | グラフィックデザイン・WEBデザイン |
年収 | 300万円~ |
将来性 | |
おすすめ度 |
クリエイティブ系と言われても、どんな仕事かあまりイメージが付きませんよね。
精神障害の方に向いているクリエイティブ系の仕事は、下記の2つです。
- グラフィックデザイナー
- WEBデザイナー
グラフィックデザイナーは、雑誌やポスターの広告、フライヤーや商品パッケージなどを主として印刷物のデザインを行う仕事です。
一方、WEBデザイナーは、ネット上にアップする様々な種類のWebサイトのデザインを行います。
ホームページの見栄えはもちろん、運営するホームページの目的やコンセプトなどをしっかり考慮した上で、最適なデザインを仕上げていく仕事です。
Webデザイナーは、プログラミング言語やPhotoshopやデザインの基本を学ぶ必要があります。
何のデザインに携わりたいかによって、デザインスキルだけでなくプラスαのスキルが必要になります。
精神障害者に向いている仕事5:工場作業
5つ目は、「工場作業」です。
職種 | 工場作業 |
仕事内容 | 機械操作・ピッキング・組立作業等 |
年収 | 300万円~ |
将来性 | |
おすすめ度 |
具体的に言うと、機械の操作やピッキングなどマニュアル化された作業を繰り返し行う作業です。
機械操作などと聞くと難しいイメージを持っている方もいるかもしれませんが、
一度やり方を覚えてしまえば、後はその繰り返しなので、
工場勤務が初めての方でもオススメです。
ただ、工場作業は立ち仕事だったり、単純な作業ではあるけど、体力が必要になる作業もあります。
スキル不要で誰でも働けるのはメリットですが、体力に自信がない方は、難しいかもしれません。
工場作業は、スキル不要で単純作業な場合が多く、求人数も多いので、どんな人にもおすすめできる仕事です。
精神障害者に向いている仕事6:カメラマン
6つ目は、「カメラマン」です。
職種 | カメラマン |
仕事内容 | 写真撮影 |
年収 | 300万円~ |
将来性 | |
おすすめ度 |
精神障害の方の中で、多動・衝動性傾向が強い方にオススメです。
普段から行動がテキパキできる性質を上手く活かすことができます。
カメラマンは、報道広告、芸能など、様々な分野でカメラを使用して写真を撮影する専門家です。
撮影する写真が、どこでどのような目的に使われるのかをしっかり考慮した上で、それに見合ったものを撮影する技術が求められます。
単純作業が苦手、ルーティン業務が苦手な方にカメラマンは、オススメです。
精神障害者に向いていない仕事の特徴
精神障害者に向いている仕事の特徴とは反対に向いていない仕事の特徴は下記の通りです。
精神障害の方の中には、他者と関わることが苦手な方も多いです。
そのため、コミュニケーションが頻繁に必要だったり、コミュニケーション能力を必要とする仕事は向いていません。
そして、単純作業ではない複雑な仕事や難しい判断が必要とされる仕事も苦手で、離職率は高くなります。
様々なことを考えながら行う仕事が苦手です。
精神障害者に向いていない仕事
精神障害者に向いていない仕事の特徴を踏まえ、具体的な仕事を紹介していきます。
精神障害者に向いていない仕事は下記の3つです。
- 生産工程
- 専門・技術
- サービス
まず、生産工程とは、原材料、素材、素形材を製品に変換する一連の作業です。
この生産工程は、工程や会社などによって異なりますが、工場の単純作業とは異なり判断が必要になります。
また、複雑な工程も存在しているので、精神障害者の方にむ向かず、離職率が高くなる傾向にあります。
そして、3つ目のサービス業は、典型的なものであり、コミュニケーション能力や柔軟な対応が求められるため、難しいと感じる方が多いです。
これらの職種は、3カ月以内に60%以上の方が退職してしまうケースが多いです。
精神障害者でも自分に向いている仕事を見つける方法
ここまで、精神障害者の方に向いている仕事や向いていない仕事を紹介してきましたが、
1番は、自分の障害特性に合った仕事を見つけることが大切です。
そのためには、自分の障害や性格への理解が必須です。
実際、自分の障害特性や性格を十分に理解できていない人は、就職できたとしても、すぐに離職してしまったり、二次障害になってしまう人が多いです。
働くために、仕事を探すことや求人を探すことも大事ですが、まずは自分をよく知ることで、就職先とのミスマッチを無くし、自分に合った仕事や会社を見つけることのほうが大事です。
しかし、自分の障害特性や性格が自分自身ではよくわからなかったり、自分に合った職種や会社がわからないなど、悩んでしまうことってありますよね。
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精神障害は、就職・転職に不利という噂があったり、就職・転職は難しいと感じている方も多いです。
そんな方は、精神障害者の就職・転職における現実・実情を解説しているこちらの記事を参考にしてください。
また、精神障害者の就職・転職に強いと言われている転職エージェントは、こちらの記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
【まとめ】精神障害者の向いている仕事
これまで解説したことをまとめると、下記の通りです。
自分に向いている仕事がわからない、求人の中から向いてそうな仕事を選びたいと考えている方は、障害者の就職のプロであるエージェントを利用し、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
自分では見えていなかった世界が見えてきたり、自己理解が深まり自分に合った仕事や会社を選ぶことが出来るようになりますよ。